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ヒナ育雛施設 30日令~


施設 30日令~

施設は30日令までと余り変わりありませんが
飼育面積は倍位になります。

蜜飼を避けるため 

蜜飼いになると、どうしてもヒナ同士の殺傷が絶えなく
しまいには淘汰してしまいます。

雛のうちは変化が必要です。
自然界では養殖に比べ遥かに広大な自然があります。
自由に行動出来ます。

半面、天敵のリスクが大です。
それなりに個体は全ての事を学習します。
生存率は可成り落ちます。

養殖の場合はそれらをくんで出来るだけ個体に学習
させるか試されます。

これを少しでも減らすため施設内部に障害物を備えます。
障害物は手軽に持てるようなものにします。
内部の清掃する時負担がかからない様にするため
ヒナは木止まりするので何本か設置します。

日増しに床は汚れ細菌の巣になりますので
床はコンクリートで傾斜をつける
洗浄する時流れを良くするため
又、このころは朝方冷える時があるので保温設備を
用意しておくと安心です。

タイマー設定して夜間にはONになる様にします。
雛は寒ければ重なり合い寒さを凌ぐ事があります
当然下になったヒナは圧死してしまいます。

これは絶対避けなければなりません。
前記のように工夫して障害物を必ず設置します。
施設内部は何部屋かに区切る様にすると効果が出ます。

いつも同じ部屋にいると争いごとがありますので
部屋の環境が変わると大分変化します。

部屋の隅をヒナが通れる位に仕切り行ったり来たり
出来るようにします。

ある程度、日が過ぎると次の施設に移動です。
 
 

 

2022-03-31 16:53:31

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ヒナ育雛施設 10~30日令

                                                                    キャベツを食べています。

施設 10~30日令

 
衛生上床はコンクリートが望ましい
何日か飼育していると床は汚れがひどくなるので
洗浄して上げます。
 
この時消毒剤を加えて流します。
洗浄するなら同時に消毒を兼ねてすれば作業効率が
上がります。
無難なのは逆性石鹸例えばパコマ、クリアーキル、など
を500~1,000倍に薄めて散布し洗浄します。
 
勿論、床は傾斜を付けて水の流れをよくします。
 
この作業を見過ごすとヒナの健康状態が
急激に変化します。
雛の頃は目に入るものは何でも口にします。

餌のほかに糞などが発酵して細菌が倍増する
本来の餌以外のものを食べてしまうので
所謂、疾病の始まりになります。
 
雛の頃は疾病に対して抵抗がありません
ある程度(3ヶ月)過ぎないと病気に対して抗体が出来ません
 
そのための準備です。
 
この頃のヒナはまだまだ未熟なので管理者の手助けが
必要になります。
 
保温も大事
傘型の自家製で十分なので試作します。
新品は可成り高価で自作で十分です。
 
【大事】この頃朝方冷え込みがあるので保温は必須です。
寒さの余りヒナ同士が重なり合って、しまいには圧死してしまいます。
 
電球の高さはヒナの頭より10㎝位が良いでしょうか
 
サーモスタット装置で40度C±位にします。
電球が切れた場合を想定して2個設置する。
60Wで良いでしょう
 
餌場と給水も設置
飲み水は餌場から放しておきます。
 
給水と餌場を近づけるどうしても餌が濡れてしまい
ドロドロになり悪影響が増大します。
 
ドロドロ状態のままだと日過ぎるたびにヒナの足裏が
団子状態になります・・・
 
こうなると歩行困難に陥りヒナの生末が心配されます・・
 
発見したらすぐさま団子状態を取り除かなければならない
足を水に浸すと取れます。
飲水と餌場の位置は良く考えて設置しなければなりません
 
 
 
 

 

2022-03-30 16:55:36

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ヒナ育雛施設 1~10日令


2日令

1~10日令

発生した雛をフ卵器から出して最初に餌付け
飲水を与える大切な施設
構造は(右図)画像のように保温室、餌付け飲水と仕切ります。

 

日齢が増すたびに発育は目を見張るほどで次の仕切りを開けないと
蜜になりますので広くしてあげます。
 
保温室  
中心にモーター、ヒーターを設置 熱風が拡散しないようトタンなどで
覆いヒーターは漏電しないようにしっかり絶縁します。

温度設定はサーモスタットを使い約40度C±くらいにします。
温度計はトタンで覆った中へ固定しヒナの高さ位の位置にして
雛達は暑ければ退き寒ければ寄っていくので温度設定は暑めにしましょう。

生まれ立てのヒナは右も左も理解していませんので飲水や給餌を与える時
仕切りは徐々に徐々に少しずつ広げてあげます。
1週間もすれば忽ちおおきくなり食欲も旺盛です。

初雛は自身で体温を維持できませんので良く見張り
特に朝方の冷え込みには要注意!
温源へ行けないひなも中にはいるので夕方に点検が必要です。

給餌、給水をするところは金網で下へ落下するようにし
廻りを汚れないようにします。
金網にすることで後の清掃作業が簡単に出来ます。

落下した餌や糞などは画像のように傾斜をつけ引き出し棒
で始末します。
傾斜部はゴムにして洗浄する際廻りの木材の腐食を防ぎ
ますので作業がスムーズになります。

羽数が少ない時は周りの資材で試作します。
何処でもある発泡スチロールの利用です。画像

 
保温も良く細工するのにとてもスムーズにいきます。
 
 

 

2022-03-28 19:03:15

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ヒナの孵化

 
孵卵器での使用

孵卵器で23~25日でヒナが発生します。
条件が良ければ24日で発生しますが、たまたま設定が
不十分ですと孵化したヒナに異常が見られます。

開脚です。(脱臼)右図

処置が早ければ早いほど完治します。
30~50時間で餌付けするためふ卵器から移動しますが
その時開脚のヒナが見られる事があり、多い時は可成りの
数が見受けられます。

完治させることが出来ますので手当をしてあげます。

右図のような状態にします。
ひもは餌袋を閉じてある糸のようなものが好ましい
順序としては水で濡らした糸を片足に軽く3回程結び
もう一方の脚にも同様にします。

この時、余り強く締め付けると発育が進むにつれ脚に
食い込んでしまうので脚から抜けない程度にします。
両足の間隔は直立出来るような状態です。

当初は歩行困難なようですがたちまちスムーズに歩けるように
なります。
自力で歩けるようになるので余り気を揉まないでいます。

様子を見ながら(1週間位)正常な状態になれば糸を
除去してあげます。右図

結果は可成り完治するので早急に手当てをする必要があります。

原因となるのはふ卵器の操作によるものがあると思われます。

温度、湿度、換気などに十分な配慮が必要です。

季節により気温の変化、昼夜の温度差、等々微妙な事が
発生に影響を及びますので最善の注意が必要です。


















 




























 
 

2022-03-17 15:47:37

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孵卵器(機)2

 

 

ヤマドリ3日令


孵卵器(機)2


設置場所

出来れば屋内が望ましいのですがやむなく屋外に
設置の場合は出来るだけ温度差、湿度など考えて
工夫する必要があります。


屋内の場合は床はコンクリートにし水はけ良く
したほうが良い

更に疾病に対しても効果あり作業が簡素になり

労力が還元されます。


孵卵器の操作は種卵の発生を左右させます。
いかに発生の条件に沿っているか明暗の境になります。

地方により朝晩、昼間の気温、湿度等が違いますので

それなりの設定が望まれます。

春分の日のころと4~5月のゴールデンウイークでは
かなりの差があるので注意が必要です。


孵卵器の消毒

いざ種卵を孵化させるのに心踊る気持ちになります。


“上手く雛が誕生しないかなぁ~”


誰しも思うと思います。


それにはそれなりの準備が必要になります。

先ずは細菌の一掃です。


孵卵器内の清掃を完全に消毒しなければなりません。
いきなり消毒しても効果は望めません。

細菌の塊があれば表面のみ細菌は死滅しますが
内面はそのまま生き続けて又、増殖します。


細菌の塊を除去しないと安心出来ません

洗剤など使用してその塊を除去する必要があります

除去後水洗して後に消毒をすれば細菌に対する

心配は一応薄れます。

昨今、人間社会で流行している『新型コロナウイルス』
ウイルスを目視出来ないので非常に苦慮しています。

鳥ウイルスも流行してます。
毎年冬場に発生します。
渡り鳥等が運ぶ事も分かっています。


入卵する卵座など隅々までブラシ等でこすり

洗い流す。

それから消毒します。

一般的な消毒は逆性石鹼例えばクリアーキル、

パコマ等々を500倍位に薄めて散布します。


室内の隅々まで散布し室外もします。

2日程、間をとりもう一度別の消毒液を使用する。


暫くしてから(4~6日位)入卵する前に空運転を

し器械の調子をみてそれからの入卵になります。






 

2022-02-08 18:26:50

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孵卵器(機)1

 
立体ふ卵器

孵卵器(機)1

抱卵、孵卵器

種卵を発生させるには仮母、ふ卵器などがあります。


仮母は代替えのチャボ、親鳥の抱卵などありますが

孵卵器は器械(機械)なので人的に設定が必要になります。



大別すると孵卵器の種類は平面式と立体式があり平面式は

小羽数、立体式は大量の羽数を孵化させるのに向いています。



平面式

器内の上方から熱風をファンにて攪拌

約400個以下の種卵を処理能力

転卵は手動と自動式がある

昨今、べビー孵卵器が流通しています。
10個前後の極少ない入卵可能なふ卵器です。
価格も10,000前後と人気あります。

小羽数を求める時は良いですが何分器内が狭いので
扉の開閉には器内の温度、湿度の変化が著しく十分な
取り扱いが必要になります。

しかしながら皆さん、結構上手にやっていますね~



メーカーにもよりますが器内の上部と下部では
約1度くらいの差があります。
なので一度試みて結果を検証する事が上手な孵化を
促進します。

この時必ず設定を記録しておく事が非常に大事に
なります。

その辺を汲んで設定して下さい。



立体式

ドラム式で外側に4枚羽根が付いていて攪拌し器内を
設定された温度に保持します。

4枚羽根は1分間に120回ほど180度回転し
卵は数千個~数万個処理出来ます
入卵は鈍端を上にして入卵します。

入卵した時卵が大きく揺れる時はパッキンなどで
固定します。

入卵時は中心の卵座から上下に向かっていれます。


機能

保温機能

高精度に制御するため電子式サーモスタット装置
熱源はニクロム線

0.1~0.2度単位で設定温度を維持しています。

一般的にはキジ、ヤマドリは37.6度C±0.1度Cですが
地方により左右されます。

又、キジとヤマドリでは僅かですが温度、湿度に
差があります。

適度な設定をされて下さい。
何回も挑戦してその都度記録をしてより良い
条件を設定すれば結果は自ずとでます。


転卵

自動転卵

最低1日4回 1時間に1回転卵するのが好ましい

ベビーふ卵器の場合は転卵回数が少ないので手動で
転卵を増やすのも一つの策かも・・


卵中の胚が殻の内側に張り付くのを防止するための
作業なので必ず転卵しているか否か確認が必要です。


保湿

水盤に水を入れ調整する
湿度が安定しない時は水盤を増やしたり減らしたり
して調整します。

換気

換気の入れ替えにより雛の発生に影響があります。
季節により朝晩の温度、湿度の開きが大きいので
設定は綿密に!

入気口、排気口があるので季節により調整します。


検卵

暗室で鈍端(気室)に検卵器を当てる
無精卵、中止卵、異常な卵は検卵にて取り除く
処理しないと全体に影響を及びますので実行します。

異常な卵は孵卵器内で爆発します・・
結果保温している卵全体に影響を及ぼします。
必ず異常な卵は直ぐに除く事が必須です。

5~7日胚から血管が放射されている。
15~16日血管が多くなり胚が動く




 

2022-02-08 17:36:35

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鑑賞用 ヤマドリの飼育場2


身近からのクレーム?


生き物を飼育していると時には “ 苦情 „が

付き物ですが必要な条件を心得ていれば

左程心配いりません。


たまには“ 生き物が嫌いで嫌いで仕方ない „

と通報する方もいますが良く事情を説明すれば

理解して頂けます。



鑑賞用として鳥を飼うのは人により好き嫌いは

ありますがヤマドリは鳴き声は小さく クゥッ

クゥッとかクゥーなどと極、小さな鳴き声なので

問題視する事はありません。


ハトの鳴き声くらいです。


それも年中鳴いている訳でなく時々なので

気になりません。


キジやコジュケイのような大きな鳴き声で

鳴きません!



一部にはその鳴き声が聴きたいと言う方も

いますが・・


臭いの解消

又、いやな臭いはありません。

生き物を飼育していると臭うのはむしろ

餌からです。


餌の中には魚粉など入っているので雨などに

当たると臭ってきます。

ですから餌は“ 水 „禁物です。

即、排水がスムーズにいくよう工夫しなければ

なりません。



それでも臭う時はすかさず消石灰を散布します。

そうする事により臭いは解消です。




飼育場は身の回りの資材で


上の画像は前回投稿した知人の飼育場です。

一見、全体から見れば余り芳しい飼育場とは言え

ませんがここ数年外敵からの被害は無い

との事・・



自宅からは数キロ離れています。

ですから何かと心配です。


土中はブロックで四方囲い地上は金網で

その上にタキロンで囲っています。



一部の資材などは購入してもなるべく

使いるようなものは利用した方が良いですね




上部は金網一部屋根があります。

近所にはパチンコ店、隣は製材所、反対側

は河川敷・・

どうみても飼育条件には満たしておりませんが

個人的には貧弱な施設のように映ります。



とても条件としては悪条件ばかり


しかしながらヒナの獲得に成功しています。

立派です。




飼い猫ですが度々飼育場の周りをウロウロ

しているそうで

そのたびにヤマドリが暴れてしまうそうです。



鳥は首から上は“ 急所 „です。

障害物などに強く当たるとコロリとまいって

しまいますから敵対する外敵には“ 要注意 „

ですね!


雛を連れたヤマドリ



ヒナを成鳥までするには


毎回5~7羽位孵化するそうです。

しかしながら成長まで行かないそうです。

途中で淘汰してしまうそうです・・




残念ですね~~

ナゼでしょうか?・・


1/4位は生存するそうです。

しかし最後は全滅みたいです。


原因は様々ありそうですが特定する事は

出来ません


手塩にかけて育てた“ ヤマドリのヒナ ”

を亡くしてしまうのはガッカリしますね・・


ナゼ?

何故育たないのか?

どうすればいいのか?



まとめ


ヒナの育成はある程度の期間は“ 目 „ が放せません

チョッとした事で淘汰してしまいます・・

経験の積み重ねが大事ですね~




 

2022-01-19 18:37:16

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ヤマドリの雛を上手に得るには



種卵の獲得
 

ヤマドリの産卵はおおよそ3月半ば頃~5月いっぱいが
 
期限になりますが たまたま上下する事がありますね。

 
温暖化以前は3月~6月末頃まで産卵が見られましたが
 
最近は事情が変わりました。

 
このところの気候変動は異常事態です・・
 
 
季節の異常変化などはヤマドリにとって敏感です。
 
ヤマドリは視覚、聴覚、臭覚など非常に優れている
 
のでとても人など及びません
 
山奥で過酷な環境化で生き延びるのですからそれらを
 
備える事が必須なんでしょうね。
 
 
 
個体と共存
 
ですからいきなり飼育しても人に馴染めない
 
ものです。
 
 
何度も何度も個体(ヤマドリ)と接して個体の
 
性格を把握することが種卵を得る事が近道になります。
 
個体(ヤマドリ)を人目線で観ると皆同じく見えます
 
が実は全然違うものです。
 
 
其々個性があり扱いに工夫が必要です。
 
一方、鑑賞用とするか、雛を得るかでは飼育法は
 
まるで違いがあります。
 
 
 
鑑賞用と種卵を得る違い
 
鑑賞用とするのは有精卵、無精卵に拘りはありません
 
ひたすら飼育するのみですが、
 
ヒナを得る方はどうでしょう

 
こちらはなかなか難しい面があり個体の性格を知る
 
必要があります。
 
 
オスによるメスへの殺傷、殺傷がないが有精卵を
 
得る事が出来ない・・
 
等々ありますが ″巷‶ではオス、メスの相性が悪い
 
などと言う事もあります。
 
 
決してそういう訳ばかりでは無いと思います。
 
むしろ”遺伝的„な事が大きく左右すると思います。
 
優性な個体(ヤマドリ)を選択する事です。
 
 
それには前年、成績の良い個体を記録しておき
 
備える事が重要になります。
 
大事な事です。
 
 
キジはヤマドリより種卵を選ぶ作業の研究は
 
可成り早くから行われて来ましたので現在では
 
有精卵の確率は産卵始め、産卵後期で80~90%
 
中期においては90~95%に至ります。

 
ヤマドリもキジのようになるにはまだまだ
 
これからです。
 
 
 
優性な個体を注視し交配を繰り返していかなければ
 
なりません。
 
当農場ではそれらを実践してきました。
 
結果が以前と比べ著しく変化しております。
 
他にも微細な事が多々ありますが上記のような
 
作業が大事かと思われます。
 
 
 
オス、メス共系統重視
 
具体的にはメスの場合、息の合った個体の集まり
 
つまりメスでも上下の関係はありますので同等位の
 
集団にする。
 
イジメのない集まりにするのが望ましい
 
オスは特に大事になります。
 
 
発情期にメスに対して殺傷など無い個体を選ぶ
 
事は必須でこれらは前回の記録を参考にするのが
 
望まれます。
 
 
もしもそのようなオスの場合はただちに省くように
 
します。
 
何年実践しても結果は同じです。
 
 
前記したように系統が大きく左右するようです。
 
劣勢な個体は使用しないよう心掛けたいものです。
 
 
又、近年気候変動が危惧されます・・
 
異常です。。。
 
 
野生の動物は特に敏感です
 
些細な事でも記録し実践したいものです。
 
 
 
まとめ
 
根気よく観察するのが近道です。
 
些細な事も逃さずように‼
 

 

2022-01-18 06:29:19

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小羽数の飼育/2~10日令



小羽数の飼育/2~10日令

少羽数の飼育

2~10日令 少羽数の飼育
今迄は目標500羽(成鳥まで)でしたが達成されましたので
今度は少ない羽数(10羽前後)
例えば「観賞にするとか」「いやいやそれではもの足りない」等
と意見があるでしょう。

なので楽しみながら出来る仕方を書いてみます。
しかしながら生き物を飼う以上最低限の知識は
認識して頂きます。
でないと失敗の方向へまっしぐらですよ!

最初に飼育条件です。
愛玩として飼育したい
これは左程心配いりません。
健康状態を管理していれば問題ありません。
緑菜は丸のまま常に与える
日々接していれば慣れてきて可愛いものです。

折角だから雛を孵して見たい
先ずは種卵の有性卵か無性卵の確認です。
有性卵を得るにはそれなりの条件が必要です。

◆種親の選別は?

首をすくめてない 胸の張りがある 動作が良い
などオス、メス共です。所謂健康な固体です。
人と同じ様にヤマドリにも“当たり外れ”があります。
その時はどちらか入れ替える事

◆飼育場所の廻りの状態は?
ヤマドリはキジよりも感受性が高いので敵対
するような行動は慎む又外敵(ネコ、イヌ、イタチなど)
が頻繁に来ないようにする。

◆中の環境は?
全体を見渡せるようではNG  少なくも1/3位は
隠れ家を作る(軽めの物を置くだけ)
止まり木を数箇所設置

◆飼料は?
市販のニワトリの餌が主体で工程により魚粉、
ビタミン、ミネラルなど追加する

◆飼育舎の作りは?
廻りは外敵が侵入しない様厚めのトタンなど
で被う 仮に外敵が侵入しなくもウロウロ
しないように対策をとる屋根は基本掛けない
餌場のみ掛ける
地面は水はけを良くするため廻りより高めにする。

下部に砂利、次に砂を入れ少々の土を混ぜる
左保温右餌場 
雛が孵化したら準備整えば次は餌付けです。
最初の出発点がとても大事です。
孵化した雛を2日位たってから餌付けですね
設備は廻りにあるのを利用します。
発泡スチロールなどが良いです。

左保温 右餌場
電源は40ワットか60ワットくらい
ここで注意点は電源は二股のソケットに
2個電球を付ける(電球が切れた場合の予備)
もし、寒い朝方電球が切れた場合、雛は寒さで
淘汰してしまう。

画像のようにの1/3位のところで仕切ります。
寒ければ電源の方へ暑ければ退きますので
手助けは無用です。         
          左保温 右餌場
床は衛生上金網を設置したほうが良い
餌場と飲み水のところだけです。
糞や汚れた餌は下方へ落ちるようにします。

左餌場 右下糞受け
こうするといちいち掃除したり敷いた物を
交換しなくも良いですね
雛の健康を高めるためにも良いです。
上方はやはり金網のフタにします。
雛と言えど飛びますから要注意です!

餌場と飲み水は別のところ
雛は身体が温まると食事をするためあたりを
右往左往しているうちに1~2羽が餌を口にします。
シメタ! こうなるとまず成功です。
最初の1~2羽が大事!
必ずそのような雛がいますから後の雛は追従
するだけです。
餌を置くだけでは余り興味を持ちません


刷り込み (刻印づけ)
生まれたばかりの鳥類で多くみられる。
目の前を動く物体を親として覚え込み、以後
それに追従して、一生愛着を示す現象。
鳴き声やにおいもこの学習の刺激となる。
インプリンティング。
と、言われている 刷りこみ 正に動物の
本能をみますね~

3~10日令
この頃は食欲旺盛で日に3~5度給餌します。
給水も汚れるので度々交換してあげます。
柔らかい新芽は何処にでもあるハコベがとくに
良く喜んで食べますね!

柔らかい新芽は何処にでもあるハコベがとくに
良く喜んで食べますね!
ハコベの茎から出た葉が虫の羽根に見えるんでしょうか?
餌を食べさせないと育ちません、柔らかい緑菜は
必須です。

まとめ
生まれたての雛は何も知りません。
温かい所へ行くのも知らず角へ重なって死んで
しまうのもありますので熱源の所へ導く様に飼育場を
試作するようにしてあげます。
物事を学習するのは忽ちですから細部まで
注意が必要

 

2022-01-17 11:45:10

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少羽数飼育  10~30日消毒


少羽数飼育  10~30日消毒

10日令ともなれば雛の動きは俊敏です。
それなりに行動する広さも必要になりますが
移動の節目には十分注意が必要です。

移動する施設ですが寸法はあくまでも目安
なので参考に出来れば!
 
 
150×400   高さ約200
 
 
 
 
   水飲み場 ↓  水飲み場       水飲み場  

                       ↓                      ↓
 
 ↑      ■    ■          ■
150      ◆傘型保温器 
 
 ↓↓ 
 
    1     ■    2               3
 
     仕切り▲ 仕切り▲  
 
← 100センチ →     ← 300センチ →

1と2の施設は上面、側面はトタンなどで覆う
これは雨対策です。

50日位までは体温調整が
出来ないので雨、夜露などを防ぐようにします。
体温保持が機能出来ないのでこの時期は水滴は
禁物です。

床はコンクリートが適正です。
大概の病原菌は口からの感染ですから土に比べ
圧倒的に削減されます。(経口感染)

疾病を減らすためにもこれが一番良い方法です。
面積ですが縦150㎝位、横100㎝くらい
高さ2mくらい
高さ2mは中へ入った時、作業出来る高さです。

前回の保温室のように各設備は無用でオープン
にします
中央に手作りの傘型保温室を設けて60ワットの
保温電球2個取り付けます。又はヒヨコ電球も良い
ですが価格が高いですね・・

1個は予備も兼ねますが冷える時は2個必要になりますね
出入り口はチャックを付けると便利ですよ!
3への仕切りは雛が十分体力付いてから開放です。
それも天気予報を見てからの判断になります。

急いで実施しなくも都合の良い時です。
ここでも事前に消毒を済ましておきます。
消毒は何回してもマイナスでなくプラスに
なります。

給餌の入れ物は自家製
餌場も前回の薄い器でなく反りが入った入れ物です。
何でもかんででも買い求めてばかりでは大変
そこで自家製ので間に合わせます。

体裁など構わず雛達が喜べはそれで良いですからね
自家製にする時は今後又、試作しないためにも
長持ちするような物を良く考えて作ります。

科学製品は私たちの身の回りに沢山あります。
水に強いもの、日に耐えるもの、長持ちするもの
などなどいろいろあります。
それを利用するのです。

餌場は糞などが混ざり頬っておくと細菌の
巣になるのですかさず消毒です。
スプレーで餌場、床、雛など全体に噴霧してあげます。
これを2~3日に1回噴霧です。

倍率は800~1000倍です。
サァ~ッとでなく濡れるくらいかけます
でないと効力ありませんから
雛達が最高に満足して育てばそれで良いですからね
さて、廻りですが四方、天井も魚網で被います。

雛が暴れて怪我したり衝撃で淘汰しないためです。
出入り口はチャックを利用します。
木の扉より数段良いです。
木の扉に比べ腐らない、作るのに簡単、雛の逃避を防ぐ
など々良い面があります。

網はなるべく太めの網が良いですね
ゴルフネットなどもいいです。
中には必ず止まり木を何段か設けます。

中2階にして板をすくのも良いかも
鳥は木止まりの習性があるので必須ですね!
飲み水、緑菜は新鮮なもの
飲み水は新鮮な水を与えるため水道水で
タラタラ流れる程度にしておきます。

それが無理な場合は画像のような器です。
ここも消毒です。
飲み水、緑菜にも噴霧します。

床面は傾斜あるコンクリートにします。
コンクリートにすればかなり疾病から
避けることが出来ます。
青菜、餌の食べ残し、雛の糞など日増しに
汚れます。

その都度水洗して上げればいつも奇麗です。
細かい事ですが実はこれらはとても大事な
事です。
汚れた環境で雛達は生きるために何でもかんでも
食べます。

汚れた環境では細菌がドンドン増殖します。
一方雛達はお構いなしで食事です。
日経つ事に弱い雛は屁死です・・

汚れたら水洗です。そのためにコンクリートに
傾斜をつけてあります。
 

 
まとめ
小さい山鳥の雛は学習することが沢山ありますので
小まめな観察が必要です。
 
 

 

2022-01-17 11:35:15

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