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ヤマドリ、キジ雛の扱い方

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ヒナの孵化

 
孵卵器での使用

孵卵器で23~25日でヒナが発生します。
条件が良ければ24日で発生しますが、たまたま設定が
不十分ですと孵化したヒナに異常が見られます。

開脚です。(脱臼)右図

処置が早ければ早いほど完治します。
30~50時間で餌付けするためふ卵器から移動しますが
その時開脚のヒナが見られる事があり、多い時は可成りの
数が見受けられます。

完治させることが出来ますので手当をしてあげます。

右図のような状態にします。
ひもは餌袋を閉じてある糸のようなものが好ましい
順序としては水で濡らした糸を片足に軽く3回程結び
もう一方の脚にも同様にします。

この時、余り強く締め付けると発育が進むにつれ脚に
食い込んでしまうので脚から抜けない程度にします。
両足の間隔は直立出来るような状態です。

当初は歩行困難なようですがたちまちスムーズに歩けるように
なります。
自力で歩けるようになるので余り気を揉まないでいます。

様子を見ながら(1週間位)正常な状態になれば糸を
除去してあげます。右図

結果は可成り完治するので早急に手当てをする必要があります。

原因となるのはふ卵器の操作によるものがあると思われます。

温度、湿度、換気などに十分な配慮が必要です。

季節により気温の変化、昼夜の温度差、等々微妙な事が
発生に影響を及びますので最善の注意が必要です。


















 




























 
 

2022-03-17 15:47:37

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孵卵器(機)2

 

 

ヤマドリ3日令


孵卵器(機)2


設置場所

出来れば屋内が望ましいのですがやむなく屋外に
設置の場合は出来るだけ温度差、湿度など考えて
工夫する必要があります。


屋内の場合は床はコンクリートにし水はけ良く
したほうが良い

更に疾病に対しても効果あり作業が簡素になり

労力が還元されます。


孵卵器の操作は種卵の発生を左右させます。
いかに発生の条件に沿っているか明暗の境になります。

地方により朝晩、昼間の気温、湿度等が違いますので

それなりの設定が望まれます。

春分の日のころと4~5月のゴールデンウイークでは
かなりの差があるので注意が必要です。


孵卵器の消毒

いざ種卵を孵化させるのに心踊る気持ちになります。


“上手く雛が誕生しないかなぁ~”


誰しも思うと思います。


それにはそれなりの準備が必要になります。

先ずは細菌の一掃です。


孵卵器内の清掃を完全に消毒しなければなりません。
いきなり消毒しても効果は望めません。

細菌の塊があれば表面のみ細菌は死滅しますが
内面はそのまま生き続けて又、増殖します。


細菌の塊を除去しないと安心出来ません

洗剤など使用してその塊を除去する必要があります

除去後水洗して後に消毒をすれば細菌に対する

心配は一応薄れます。

昨今、人間社会で流行している『新型コロナウイルス』
ウイルスを目視出来ないので非常に苦慮しています。

鳥ウイルスも流行してます。
毎年冬場に発生します。
渡り鳥等が運ぶ事も分かっています。


入卵する卵座など隅々までブラシ等でこすり

洗い流す。

それから消毒します。

一般的な消毒は逆性石鹼例えばクリアーキル、

パコマ等々を500倍位に薄めて散布します。


室内の隅々まで散布し室外もします。

2日程、間をとりもう一度別の消毒液を使用する。


暫くしてから(4~6日位)入卵する前に空運転を

し器械の調子をみてそれからの入卵になります。






 

2022-02-08 18:26:50

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孵卵器(機)1

 
立体ふ卵器

孵卵器(機)1

抱卵、孵卵器

種卵を発生させるには仮母、ふ卵器などがあります。


仮母は代替えのチャボ、親鳥の抱卵などありますが

孵卵器は器械(機械)なので人的に設定が必要になります。



大別すると孵卵器の種類は平面式と立体式があり平面式は

小羽数、立体式は大量の羽数を孵化させるのに向いています。



平面式

器内の上方から熱風をファンにて攪拌

約400個以下の種卵を処理能力

転卵は手動と自動式がある

昨今、べビー孵卵器が流通しています。
10個前後の極少ない入卵可能なふ卵器です。
価格も10,000前後と人気あります。

小羽数を求める時は良いですが何分器内が狭いので
扉の開閉には器内の温度、湿度の変化が著しく十分な
取り扱いが必要になります。

しかしながら皆さん、結構上手にやっていますね~



メーカーにもよりますが器内の上部と下部では
約1度くらいの差があります。
なので一度試みて結果を検証する事が上手な孵化を
促進します。

この時必ず設定を記録しておく事が非常に大事に
なります。

その辺を汲んで設定して下さい。



立体式

ドラム式で外側に4枚羽根が付いていて攪拌し器内を
設定された温度に保持します。

4枚羽根は1分間に120回ほど180度回転し
卵は数千個~数万個処理出来ます
入卵は鈍端を上にして入卵します。

入卵した時卵が大きく揺れる時はパッキンなどで
固定します。

入卵時は中心の卵座から上下に向かっていれます。


機能

保温機能

高精度に制御するため電子式サーモスタット装置
熱源はニクロム線

0.1~0.2度単位で設定温度を維持しています。

一般的にはキジ、ヤマドリは37.6度C±0.1度Cですが
地方により左右されます。

又、キジとヤマドリでは僅かですが温度、湿度に
差があります。

適度な設定をされて下さい。
何回も挑戦してその都度記録をしてより良い
条件を設定すれば結果は自ずとでます。


転卵

自動転卵

最低1日4回 1時間に1回転卵するのが好ましい

ベビーふ卵器の場合は転卵回数が少ないので手動で
転卵を増やすのも一つの策かも・・


卵中の胚が殻の内側に張り付くのを防止するための
作業なので必ず転卵しているか否か確認が必要です。


保湿

水盤に水を入れ調整する
湿度が安定しない時は水盤を増やしたり減らしたり
して調整します。

換気

換気の入れ替えにより雛の発生に影響があります。
季節により朝晩の温度、湿度の開きが大きいので
設定は綿密に!

入気口、排気口があるので季節により調整します。


検卵

暗室で鈍端(気室)に検卵器を当てる
無精卵、中止卵、異常な卵は検卵にて取り除く
処理しないと全体に影響を及びますので実行します。

異常な卵は孵卵器内で爆発します・・
結果保温している卵全体に影響を及ぼします。
必ず異常な卵は直ぐに除く事が必須です。

5~7日胚から血管が放射されている。
15~16日血管が多くなり胚が動く




 

2022-02-08 17:36:35

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