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鑑賞用飼育場4

鑑賞用飼育場4


ナゼ成鳥まで育たないのか?


先ず、施設です

ヒナは(3ヶ月位まで)いろいろと学習

しながら覚えて育ちます

飼育者はヒナの動作を良く見て判断し

安心して適合するする施設を与えるのが

望ましいです。



前記した知人のヒナの死因は主に首、頭部

打撲の可能性が大きいです。


①胸が痩せている(疾病)

②外部に裂傷がない

などは外敵が侵入しなくも外部でウロウロ

されると中にいる鳥はパニックに陥ります。


死因の大部分は②が多いです。

特に首から上は致命傷になります。


内部は鳥が障害物に当っても衝撃を和らげる

作りに工夫が必要ですね



孵化してからヒナの行動に支障がない設備

を用意しなければなりません


① 保温の施設

② 給餌、給水の施設

③ 衛生状態

④ 逃避出来ない施設

⑥ 隠れ場の設置

⑦ 幾つかの止まり木

⑧ などなど

これらを最低限、用意しなければなりません






①の保温室ですが身近の材料で十分です。


この設備で約10~14日位育雛します。


画像

流通店にある八方スチロールをガムテープで

組み合わせ一つにします。


1/3位に仕切り保温室と給餌、給水とに

分けて1/3の所に電球(40ワット2こ)を

吊るします。



電球一個は予備を兼ねて寒い時は2個に

します。

朝方は冷えるので注意が必要ですね!


電球の高さは10センチ以上にします。

低いと頭が火傷してしまいます。

(死に至るような事はありません)



ふ卵器の場合ヒナの発生後20~30時間後に

保温室へ移動又、チャボの場合は23~24

日経てから直ぐに保湿室へ移動します。


チャボの場合これを過ぎてしまうと

なかなか餌付けが難しくなるので

要注意です。



チャボの時はヒナが発生日数が過ぎると

チャボの羽毛を膨らませるので目安に

すると良いですね!


② ③ 給餌、給水の施設は全体の2/3使います。




餌、水はなるべく熱源から遠ざけるように!

餌、糞などは網の下へ落ちるようにして

衛生状態を良くし直、作業がスムーズにいく

ようにすると良いでしょう。



餌付けは餌に「柔らかい青菜」などを

湿らし混ぜて与えます。


青菜は細長く切ります。

良く肥えた土壌に出ている “ ハコベ ”は

嗜好性がありますね!


給水は時間が経つと汚れがひどくなり

又、熱源などで温まるのでそのたびに

新鮮な水と入れ替えてやります。


数日経つとヒナも活発に動き廻るので

ここまで来れば後は育つばかり



逃避に要 注意です 兎に角素早いので

目が離せません


網の蓋をします

給餌、給水の時は急に蓋を開けず“ 間 ”を

とってから静かに開けます。


そうしないと一瞬のうちに逃げる事がある

ので注意です。

 

2022-01-06 15:34:44

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