日本キジ・ヤマドリ養殖センター

山鳥(ヤマドリ)、キジ、コジュケイの養殖、飼育は日本キジ・ヤマドリ養殖センター

rss

HOME»  ブログ記事一覧»  疾病»  小羽数の飼育消毒 2日令

小羽数の飼育消毒 2日令

小羽数の飼育消毒 2日令


小羽数の飼育消毒 2日令
 

今迄は目標500羽(成鳥まで)でしたが達成されましたので
 
今度は少ない羽数、例えば観賞にするとか、「いやいや
 
それではもの足りない」等と意見があるでしょう。
 
 
なので楽しみながら出来る仕方を書いてみます。
 
 
孵化した雛はどんな動物でも実に可愛いものです
 
飼育者としては何としてもこれら全部生かして
 
みせるのが当たり前なのですが前途多難な事案が
 
待ちうけています。

 
主な事は疾病です。

 
当たり前に普通にしていればそんなに心配いりませんが
 
チョット路を外すと思わぬケガをします。
 
まず餌付けから前回、初の餌付けをしましたが
 
最初の出発点がとても大事です。
 

1時間くらい後に仕切りを開放すると保温室から
 
一斉に餌、水のある方へ出て来ます。
 
あたりを右往左往しているうちに1~2羽が餌を
 
口にします。
 
シメタ! こうなるとまず成功です。
 
 
 
最初の1~2羽が大事!
 
必ずそのような雛がいますから後の雛は追従
 
するだけです。
 
餌を置くだけでは余り興味を持ちません
 
 
 
刷り込み (刻印づけ)
生まれたばかりの鳥類で多くみられる。
 
目の前を動く物体を親として覚え込み、以後
 
それに追従して、一生愛着を示す現象。
 
鳴き声やにおいもこの学習の刺激となる。
 
インプリンティング。
 
と、言われている 刷りこみ 正に動物の
 
本能をみますね~
 
            
初の餌付けの仕方
 
その最初の1~2羽が餌を食べるには
 
どうすれば良いか?
 
そこで、餌に興味を持たせるため若菜(新芽)を刻み
 
水で洗い流し餌と混ぜあわせます。
 
すると、その新芽が混ざった餌を夢中で争奪戦です。
 
 
 
その様子を暫く見つめていると嬉しさが込み上げて
 
きますね
 
雛が少数の時は手に餌を取って食べるように促します
 
又は先輩の雛を同居させるのも良いですね
 
生まれたての雛は右も左も何も知りません。

 
人がその都度、手引きしてあげると直ぐに覚える
 
学習能力は素晴らしいです。
 
 
 
途中で淘汰してしまうのは人が正しい方向へ
 
導いてあげないから落ちてしまうんでしょうね
 
                         
 
3~10日令
 
この頃は食欲旺盛で日に3~5度給餌します。
 
 
給水も汚れるので度々交換してあげます。
                 
 
何日かすると廻りが汚れてきますのでこれらを
 
綺麗にする必要が出てきます。
 
消毒です。
 
病原体が余り増殖しないうちに取り去ってしまいます。
 
具体的には汚れをボロなどで取り除いてから
 
逆性石鹸でスプレーします。
 
この時ヤマドリの雛にかかっても大丈夫です。
 
 
消毒の効力は2週間くらいでしょうか!?
 
消毒薬は毒性、刺激性の少ないもの、異臭のない
 
ものをしたいです
 
安全性からみて逆性石鹸、両性石鹸が
 
適正かと思います。
 
出来れば全体的に汚れてきそうだなぁ~と
 
思った時スプレーしてあげます。
 
 
倍率は800~1000倍液です。
 
散布すると真っ先に保温室へ
 
そこで温まり朝方3~6頃は冷えこみます。
 
雛は未だ体温を保持出来ませんので寒さで斃死
 
してしまいますので体力つくまでは保温はかかせません。
 
 
 
食事を得た雛たちは保温室に行き眠りにつきます。
 
理想的な眠りの形は首を長く伸ばし両羽根を垂らす
 
形が熟睡です。
 
 
まとめ

生まれたての雛は何も知りません。
 
温かい所へ行くのも知らず角へ重なって死んで
 
しまうのもありますので熱源の所へ導く様に飼育場を
 
試作するようにしてあげます。
 
物事を学習するのは忽ちですから細部まで
 
注意が必要

 

2022-01-16 11:07:18

疾病   |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント