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ヤマドリの雛を上手に得るには

ヤマドリの雛を上手に得るには



種卵の獲得
 

ヤマドリの産卵はおおよそ3月半ば頃~5月いっぱいが
 
期限になりますが たまたま上下する事がありますね。

 
温暖化以前は3月~6月末頃まで産卵が見られましたが
 
最近は事情が変わりました。

 
このところの気候変動は異常事態です・・
 
 
季節の異常変化などはヤマドリにとって敏感です。
 
ヤマドリは視覚、聴覚、臭覚など非常に優れている
 
のでとても人など及びません
 
山奥で過酷な環境化で生き延びるのですからそれらを
 
備える事が必須なんでしょうね。
 
 
 
個体と共存
 
ですからいきなり飼育しても人に馴染めない
 
ものです。
 
 
何度も何度も個体(ヤマドリ)と接して個体の
 
性格を把握することが種卵を得る事が近道になります。
 
個体(ヤマドリ)を人目線で観ると皆同じく見えます
 
が実は全然違うものです。
 
 
其々個性があり扱いに工夫が必要です。
 
一方、鑑賞用とするか、雛を得るかでは飼育法は
 
まるで違いがあります。
 
 
 
鑑賞用と種卵を得る違い
 
鑑賞用とするのは有精卵、無精卵に拘りはありません
 
ひたすら飼育するのみですが、
 
ヒナを得る方はどうでしょう

 
こちらはなかなか難しい面があり個体の性格を知る
 
必要があります。
 
 
オスによるメスへの殺傷、殺傷がないが有精卵を
 
得る事が出来ない・・
 
等々ありますが ″巷‶ではオス、メスの相性が悪い
 
などと言う事もあります。
 
 
決してそういう訳ばかりでは無いと思います。
 
むしろ”遺伝的„な事が大きく左右すると思います。
 
優性な個体(ヤマドリ)を選択する事です。
 
 
それには前年、成績の良い個体を記録しておき
 
備える事が重要になります。
 
大事な事です。
 
 
キジはヤマドリより種卵を選ぶ作業の研究は
 
可成り早くから行われて来ましたので現在では
 
有精卵の確率は産卵始め、産卵後期で80~90%
 
中期においては90~95%に至ります。

 
ヤマドリもキジのようになるにはまだまだ
 
これからです。
 
 
 
優性な個体を注視し交配を繰り返していかなければ
 
なりません。
 
当農場ではそれらを実践してきました。
 
結果が以前と比べ著しく変化しております。
 
他にも微細な事が多々ありますが上記のような
 
作業が大事かと思われます。
 
 
 
オス、メス共系統重視
 
具体的にはメスの場合、息の合った個体の集まり
 
つまりメスでも上下の関係はありますので同等位の
 
集団にする。
 
イジメのない集まりにするのが望ましい
 
オスは特に大事になります。
 
 
発情期にメスに対して殺傷など無い個体を選ぶ
 
事は必須でこれらは前回の記録を参考にするのが
 
望まれます。
 
 
もしもそのようなオスの場合はただちに省くように
 
します。
 
何年実践しても結果は同じです。
 
 
前記したように系統が大きく左右するようです。
 
劣勢な個体は使用しないよう心掛けたいものです。
 
 
又、近年気候変動が危惧されます・・
 
異常です。。。
 
 
野生の動物は特に敏感です
 
些細な事でも記録し実践したいものです。
 
 
 
まとめ
 
根気よく観察するのが近道です。
 
些細な事も逃さずように‼
 

 

2022-01-18 06:29:19

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