日本キジ・ヤマドリ養殖センター

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孵卵器(機)1

孵卵器(機)1

 
立体ふ卵器

孵卵器(機)1

抱卵、孵卵器

種卵を発生させるには仮母、ふ卵器などがあります。


仮母は代替えのチャボ、親鳥の抱卵などありますが

孵卵器は器械(機械)なので人的に設定が必要になります。



大別すると孵卵器の種類は平面式と立体式があり平面式は

小羽数、立体式は大量の羽数を孵化させるのに向いています。



平面式

器内の上方から熱風をファンにて攪拌

約400個以下の種卵を処理能力

転卵は手動と自動式がある

昨今、べビー孵卵器が流通しています。
10個前後の極少ない入卵可能なふ卵器です。
価格も10,000前後と人気あります。

小羽数を求める時は良いですが何分器内が狭いので
扉の開閉には器内の温度、湿度の変化が著しく十分な
取り扱いが必要になります。

しかしながら皆さん、結構上手にやっていますね~



メーカーにもよりますが器内の上部と下部では
約1度くらいの差があります。
なので一度試みて結果を検証する事が上手な孵化を
促進します。

この時必ず設定を記録しておく事が非常に大事に
なります。

その辺を汲んで設定して下さい。



立体式

ドラム式で外側に4枚羽根が付いていて攪拌し器内を
設定された温度に保持します。

4枚羽根は1分間に120回ほど180度回転し
卵は数千個~数万個処理出来ます
入卵は鈍端を上にして入卵します。

入卵した時卵が大きく揺れる時はパッキンなどで
固定します。

入卵時は中心の卵座から上下に向かっていれます。


機能

保温機能

高精度に制御するため電子式サーモスタット装置
熱源はニクロム線

0.1~0.2度単位で設定温度を維持しています。

一般的にはキジ、ヤマドリは37.6度C±0.1度Cですが
地方により左右されます。

又、キジとヤマドリでは僅かですが温度、湿度に
差があります。

適度な設定をされて下さい。
何回も挑戦してその都度記録をしてより良い
条件を設定すれば結果は自ずとでます。


転卵

自動転卵

最低1日4回 1時間に1回転卵するのが好ましい

ベビーふ卵器の場合は転卵回数が少ないので手動で
転卵を増やすのも一つの策かも・・


卵中の胚が殻の内側に張り付くのを防止するための
作業なので必ず転卵しているか否か確認が必要です。


保湿

水盤に水を入れ調整する
湿度が安定しない時は水盤を増やしたり減らしたり
して調整します。

換気

換気の入れ替えにより雛の発生に影響があります。
季節により朝晩の温度、湿度の開きが大きいので
設定は綿密に!

入気口、排気口があるので季節により調整します。


検卵

暗室で鈍端(気室)に検卵器を当てる
無精卵、中止卵、異常な卵は検卵にて取り除く
処理しないと全体に影響を及びますので実行します。

異常な卵は孵卵器内で爆発します・・
結果保温している卵全体に影響を及ぼします。
必ず異常な卵は直ぐに除く事が必須です。

5~7日胚から血管が放射されている。
15~16日血管が多くなり胚が動く




 

2022-02-08 17:36:35

ヤマドリ、キジ雛の扱い方   |  コメント(0)

 

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